身体の痛みを根本から解決するためには、
心の器を丈夫にする必要がありますが、
心の器を丈夫にするためには、
心に抱えている悩みや問題を
自分の力でコントロールする力が必要になります。

つまり、
心の器を丈夫にして、
身体に感じる痛みも、心に抱える悩みも、
自分の力で解決できる力が身につけば、
自分に合った世界に一つだけの最強セルフケアが出来上がるわけです。

これが身につけば、
身体に痛みを感じても、
心に悩みを抱えても、
不安や恐怖に押しつぶされることなく、
自分で解決できるようになり、
何より、身心からの声(サイン)をキャッチする能力が高まるので、
魂の声に導かれながら、
宇宙の流れに身を任せ楽に生きられるようになるのです。

話が大きくなりましたが、
今回はこの心の器を丈夫にするプロセスで重要な
「境界線」についてお伝えします。

私たち人間の悩みの大半は
人間関係の問題が絡んでいると言われています。

「人の悩みはすべて対人関係(人間関係)の悩みに行きつく」
と言っている心理学者もいるほどです。

(心理学者アドラー博士)

では、
実際に他者と良好な人間関係を築いていくためにはどうしたら良いか?
というと

それは、
「自分自身との関係」に目をむけ
「自分自身と良好な関係を築いていく」
必要があるといえます。

自分自身と良好な関係を築いていくというのは、
”ありのままの自分を受け入れることができるようになる”
ということで、
これを「自己受容」と言います。

人は、自分のことを受容できるようになると
それと比例して
他者のことも受容できるようになり、
他者との間に幸せな人間関係を築けるようになります。

言い方を変えると
人が抱える悩みの多くは、
その背後に自己受容が関係しているので

幸せな人間関係を築くためには
「自分が感じていること」を受容し
自己受容を深めていく必要があります。

これができるようになると私たちは
「他者が感じていること」も
受容できるようになり

相手が感じていることをあるがままに
受容できるようになるので
相手を変えようとコントロールすることがなくなります。

ここで自己受容についてもう少し詳しく説明しますね。

私たちの中には
「見つめる自分・インナーペアレント」

「見つめられる自分・インナーチャイルド」
が存在します。

自己受容とはこの両者が
”とても良い関係”
である状態を言います。

例えば、
悲しんでいる自分(=見つめられる自分)
に対して
「見つめる自分」が

「悲しいよね。悲しんでも良いんだよ」
という感じで見つめてあげることができれば
「自己受容」ができている状態と言えます。

そして、
たとえ、自分がどんな状態になっても、
この「見つめる自分」が、常に自分を受け入れてくれて
常に自分の味方になってくれる
世界で一番頼れる存在でいてくれたら
こんなに心強いことはありませんよね。

これができている状態が「自己受容」です。

もちろん、この私もまだまだ道半ばですが、
この自己受容のメカニズムを習得し、実践しているおかげで
3、4年前よりも心が満たされ、格段に生きやすくなりました。

それに、身体の痛みを慢性的に感じることがなくなりましたし、
まれに痛みを感じたとしても
自己受容することで、自分の力で痛みを解決できるようになりました。

そして、
私が実践している自己受容のやり方でオススメなのが

生活の中で、自分の感情に気づく度に
自分に受容的な言葉をささやきかける
という方法です。

特に、
身体に痛みを感じた時は自己受容のチャンスで
「痛いと不安になるよね、不安になっても良いんだよ」
とか
「痛くて怖いよね。怖くなっても良いんだよ」
「体操したけど痛みが取れなくて悲しいね。悲しんでも良いんだよ。」
というように
受容的な言葉を自分にささやきかけます。

ただし、
人によっては
自分の中の「見つめる自分」が
批判的
悲観的
過去志向だったりする傾向が強く
受容的な「見つめる自分」を育むのが難しい、といったケースもあります。

こういったケースでは、
自分の親の「ものの見方」や「性格」から受けた影響を緩める必要があり、
そのためには
親との関係を見つめ直し、
心理的に再構築する必要があります。

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とはいえ、
自己受容を深め、良好な人間関係を築こうとしても
他者の言動に凹んだり、
自分が発した言葉に後悔してしまい、
対人関係に疲れてしまうことってありますよね。

その時に役立つのが
「境界線」
の考え方です。

「境界線を引く」
という行為は

自分の権利が侵害されることに
「NO」と言って
自分の権利を守る行為を言います。

相手との間に境界線が引けず
”嫌”な時に”嫌”と言えないでいると
その後も心の中で相手のことを
攻撃し続けることになってしまいます。

これって
過去のことをいつまでも引きずってしまい
自分の心も苦しいですよね。

こうならないためにも
自分が相手との間に境界線をひき、
相手に”嫌”を言った後の
相手の感情は相手の責任として
考えるのが良いです。

このようにして
自分の境界を大切にするようになると
相手の境界も大切にできるようになり
人間関係に悩むことが減っていきます。

余談ですが、
よくある行為として、

親から子供に対して
「あれはやっちゃダメ」
「こうしなければいけません」
というのは

子供の権利を尊重せずに
親の欲求のままに
「NO」を言っている行為に過ぎません。

つまり、
親が子供との間に境界線を引けず
自分(親)の課題と他者(子供)の課題が分離できずにいる状態といえます。

これを「課題の分離」と言います。

他にも、
境界線を引くときの効果的なコミュニケーションのやり方の一つに
「アサーティブ・コミュニケーション」
というやり方があります。

ここで具体的なやり方をお伝えすることは省きますが
興味のある方は
”アサーティブ 森田汐生”
で検索してみて下さい。
効果的なコミュニケーション法が学べると思います。

ここで話を戻しますね。

良好な人間関係を築くためには
対人関係で境界線を引く練習を繰り返し
自分と他者との境界を尊重することが大切です。

そして、境界線を引く上で重要なのが、

境界線を引いた時に湧いてくる感情(罪悪感・不安・申し訳なさ)を受容する
境界線を引かれた時に湧いてくる感情(悲しい・がっかり・惨め)を受容する

この2点です。

自己受容については
冒頭で説明したとおりです。

ここまでをまとめると、

心の器を丈夫にするためには、
境界線を引く力が必要であり、

境界線を引く力をつけるためには、
自己受容を深める必要があります。

そして、
自己受容を深めるためには、
インナーペアレントである「見つめる自分」と
良好な関係を築いていく必要があるのです。

もっというと、

腰痛などの身体の痛みを根本から改善するためには、
インナーペアレントである「見つめる自分」の
「ものの見方」を変えていく必要があります。

そのためには、
日々の体操をしながら
「感じる自分」であるインナーチャイルド

「それを判断(ジャッジ)する自分」のインナーペアレント
の存在に気づき

インナーペアレントの見方を観察する練習も必要です。

中には、これらの過程で
自分の親の姿勢(腰が丸まっているなど)や
生まれつき持ち合わせた骨格に対して
何かしらの感情が生まれていく人がいるかもしれませんが、
これも同様に、
インナーペアレントの在り方と向き合うっていくのが良いと思われます。

地道な作業かもしれませんが、
身体に感じる痛みも、心に抱える悩みも、
自分の力で解決できる
自分に合った
世界に一つだけの最強セルフケアを身につけたいですね

参考記事