B子ちゃんB子ちゃん

腰痛を改善したくて、整体に行ったり、ストレッチや体操をしてはみるけど一時的によくなるだけでまたすぐに元の痛みに戻ってしまう。
どうして治らないの? その原因を知りたいです。

はるちゃんはるちゃん

3人の子供を出産後、毎月のようにぎっくり腰を繰り返していた腰痛歴20年の私が、自分自身の身体で体験した原因と解決策をお伝えします。

さて、
ヨガインストラクター&健康体操講師として活動している私がいうのもなんですが、ストレッチや体操だけでは、しつこい腰痛は治りません。

なぜかというと、


ストレッチや体操のやり方そのものに問題があるからです。


どういうことかというと、

ストレッチや体操をするときに

「”痛気持ちいい強さ”でやらないと効果が出ない」

と思い込んでいるため、
知らず知らずのうちに、”痛気持ちいい”の”痛い”をエスカレートさせて、
自分の身体を苦しめているからです。


この思い込みが腰痛を繰り返す原因です。

ヨニちゃんヨニちゃん

話はそれますが、
「腰が痛い」と思っておられる方は口癖のように

「腰が悪いから腰が痛くなる」

とおっしゃいます。
(全ての方が当てはまる訳ではありません)

これでは腰はたまったもんじゃないですよね。

腰は、24時間365日、

必死に骨格を支えたり、内臓を保護したりして働いているのに、

「腰が悪い」

なんて思いこまれたら、

そりゃ腰だって痛くもなりますよね。

と、腰の気持ちを代弁してみました…

さて、心理学的にいうと、

「悪い」と決めつけているその思考は

「自分責め」しているのと同じなのです。

自分責めは、

自分で自分を責め、自分自身にストレスを与えて苦しめる心理状態。

それと同じで、

「腰が悪い」と思っている人は、

常に腰をダメなやつと責め続けているので、

この思い込みをはずさない限り、腰痛は永遠に繰り返されます。

はるちゃんはるちゃん

こういうタイプの人ほど、

ストレッチや体操をする時に

「”痛気持ちいい強さ”でやらないと効果が出ない」

と思い込み、

自分で自分を追い込んでは

歯を食いしばって痛みを我慢し、

必要以上に筋肉を伸ばし、痛めてしまうのです。

ヨニちゃんヨニちゃん

でも!

実は!!

この”痛気持ちいい”と言う感覚は、信号に例えるならば黄色信号。
『注意して下さい』
という身体からのサインです。


例えば、
開脚ストレッチをした時に、最初は”痛気持ち良く”感じられたとしても、
2、3分後にはそれが苦しみに変わり、
5分後には痛みに耐えきれず、身体が悲鳴をあげてしまいますよね。


この時の”痛気持ち良い”が体からの黄色信号だとすると、
「全く痛くない」ところまで戻してあげるのが、体にとっては正解なのです。


人は”痛気持ちいい”感覚に慣れてしまうと、
手応えを感じやすい”痛い感覚”に意識が向きやすくなり、
知らず知らずのうちに”痛い”感覚がエスカレートし、
”気持ちいい感覚”が麻痺してしまいます。


感覚が麻痺してしまうと、
身体からのサインをキャッチする機能が誤作動を起こしやすくなるので、
本当は”痛い”のに”気持ちいい”と勘違いしてしまいます。

だから、ストレッチをしていても、痛い感覚にフォーカスして、
必要以上に伸ばしてしまうのです。


頑張り屋さんタイプの方は、この傾向が強く、

現に、

頑張り屋さんタイプの方には、腰痛をお持ちの方がとても多いです。

はるちゃんはるちゃん

ですが、

安心してください。

実際この私も

”痛気持ちいい”と思い込み、

ヨガやストレッチをしてきましたが、

この思い込みに気づき

”痛気持ちいい”感覚を辞めるように心がけたら

20年来の腰痛とオサラバできました。

今では、嘘みたいに身体が軽いです!

しかし、中には、

「ストレッチの効果で腰痛が治った」とおっしゃる方もおられますが、

それはごく稀なことですし、

例え、腰の痛みが取れたとしても、

その痛みが膝や首などに移動するのはよくある話です。


今現在、

繰り返される腰痛にお悩みの方は、

一度、

”痛気持ちいい”ストレッチや体操を

お休みされてはいかがでしょうか?

きっと腰が楽になるはずですよ。