骨盤の歪みが気になります。
簡単にできるチェック法とストレッチを教えてください。
こんにちは。
骨盤の歪みって気になりますよね。
特に、妊娠や出産を機に、”ご自身の骨盤をメンテナンスしたい”と思われる女性が多い様に思います。
この記事では、
簡単にできる骨盤の歪みチェック法と歪み改善体操の両方をお伝えします。
骨盤の歪みってどういうこと?
骨盤は身体の中心にあり、上半身と下半身をつないだり、内臓を保護する役目を担っています。
とても頑丈な多数の靭帯に包まれているので、医学的には「骨折でもしない限り変形することはない。」と言われています。
では、頑丈な骨盤が歪むとはどういうことなのでしょうか?
まずは「骨盤が歪む」の”歪む”とはどういう意味なのかを考えてみましょう。
私が解説します。
人間の身体はおよそ200個の骨で形成されていて、骨と骨をつなぐ関節は365カ所もあると言われています。
関節が365カ所もあると、当然、使う関節と使わない関節が出てきてしまいます。この使う関節と使わない関節の差、つまりは、バランスの崩れが「歪み」となります。
人には必ず身体の使い方の癖というものがあるので、「歪み」は誰しもが必ず持っています。例えば、椅子に座るときまって足を組んでしまう、後ろを振り返る時はいつも同じ側から振り向いてしまう、などはこれに当たります。
”身体に歪みがあるのは当たり前”ならば、「歪んでたらどうしよう…」と過度に心配する必要はありませんが、歪み(=バランスの崩れ)が大きくなると、腰痛や肩こり、膝痛などを引き起こしてしまうので、痛みやコリなどの症状でお悩みの方は歪みを改善する必要があります。
ここからは、「頑丈な骨盤が歪むとはどういうことなのか?」について説明します。
これは、骨盤を支える”股関節”が本来の正しい位置からズレて、前後左右のバランスを崩してしまいます。このバランスの崩れが「骨盤の歪み」となり、腰痛や肩こりなどの不調を引き起こします。
この赤丸部分が”股関節”です。
緑色の部分は、ボールの様な球体をしていて可動域が広く、本来はあらゆる角度にクルクルと動かすことのでる関節です。
骨盤が歪むとどうなるの?
日常生活の中でこのボール部分をまんべんなく動かせていれば良いのですが、先程も述べたように、人間には身体の使い方の癖があるので、動かさない角度というのがどうしても出てきてしまいます。そうなると、この緑色のボールの位置が本来の正しい位置からズレてしまいます。
すると、骨盤の高さや向きがズレて歪んでいるように見えます。
例えば、ガニ股気味の人は「開きタイプ」になります。
これは、歩くときに(この上の骨の画像の)緑部分がいつも外側を向いていて、内側にはほとんど動かしません。この外側と内側の差が歪みの正体です。
ガニ股気味の人は、股関節が外側を向き広がりやすいので、太ももや内腿に脂肪がつきやすくなったり、お尻が大きく見えたりします。また、O脚や膝痛なども引き起こしやくす、女性では、生理痛や尿もれ・性交痛などのお悩みも抱えやすいです
あぐらの好きな”あぐら女子”も股関節が広がりやすいから要注意だよ
あなたの骨盤は大丈夫?(チェック動画あり)
お待たせしました。
ここからは、骨盤の歪みチェックのやり方をお教えします。
やり方は至って簡単。30秒あればできます。
まずはこの動画をみながら体を動かしてみてください。
この3つの動作を行って、「痛み」「前後左右の差」が感じられなければ、骨格は大きく歪んでいないので心配ありません。
どうしてこの3つの動きだけで、骨盤の歪みがわかるの?
骨盤は「前後・左右・左右のねじり」の3方向にしか動かすことができない骨からです。
なので、この3つの動きに大きな差が感じられなければ、骨盤はバランスよく動けているということになります。
ポイントは、見た目でなく、ご自身の感覚で判断するのが何よりも大切です。
骨盤の歪みを改善する簡単体操(動画あり)
私は後屈した時に腰のあたりが痛みました。
改善策を教えてください。
歪みを感じた時はこの体操をやってみて!!
体操をした後は必ず歪みチェックの動きをもう一度やってみてね。
そして、「痛み」や「動きの差」が変化しているか確認してください。
それでも痛みが取れない時の対処法とは
わぁ! すごい!!
さっきよりも大分楽に動かせる様になりました。でもまだ、後屈の時の腰の痛みが気になります。
痛みが取れない時の対処法も簡単です。
痛みを感じない部分だけを繰り返しやってみてください。
綺麗な円形を描かなくて良いので、痛みを感じない範囲で股関節を回します。
体操がうまくできていれば、この時点で必ず痛みが軽減しています。
もし、痛みがひいどくなっていたり、変わっていない場合は、痛みを無視して動かしていたと思われるので、ご自身の感覚にもう一度集中してやり直してみて下さい。
このように、「痛み」や「動きの差」が気にならなくなるまで繰り返しやってみる。これがセルフ整体です。
どうして痛い動きはやらない方がいいのか、この記事で腰痛を例に挙げて解説しています。
まとめ
- 骨盤の歪みとは、骨盤を支える”股関節”が本来の正しい位置からズレて、前後左右のバランスが崩れることで起こります。
- 人には必ず身体の使い方の癖というものがあるので、「歪み」は誰しもが必ず持っています。過度に心配する必要はありません。
- ただし、腰痛や肩こり、膝痛など、痛みやコリなどの症状でお悩みの方は歪みを改善する必要があります。
- 骨盤は「前後・左右・左右のねじり」の3方向にしか動かすことができない骨なので、この3つの動きに大きな差が感じられなければ、骨盤はバランスよく動けていると判断できます。
- セルフ整体では、痛みや動きの差が取れない時は痛みを感じない動きだけを繰り返しやるようにする。
骨盤を歪ませないように、脚を組まない様にするとか、振り向くときの向きを意識するとか・・・
そんなことしてたら気が疲れちゃいますよね。
でも、この動画のような、いつでもどこでも手軽に出来るセルフ整体術を知っていると、歪みにビクビクしなくてすむし、歪みが怖くなくなりますよ!!
自分の健康に自信が持てるようになるので、是非お試し下さい。
あなたの魂が
ますます磨かれ
美しく光り輝いていきますように。
いつも応援しています。
読んでくれてありがとう。
アナあっぱれ╰(*´︶`*)╯